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5/16日記 古事記勉強ログ

古事記:天武天皇によって作られたとされるが、真偽不明。被支配者側の心情が同情的に描かれる。7世紀後半に成立?
日本書紀:正史。天武天皇がが編纂の大号令をかけ、720年に完成。天皇の統治の正当性を主張する。

・天地創造の神話
アメノミナカヌシ(天之御中主):詳細不明。天の真ん中にいる偉い神といった意味の名。
タカミムスヒ(高御産巣日):ものを産み出す神。天照と関わり深い高天の原の神。
カムムスヒ(神産巣日):ものを産み出す神。須佐之男・大国主と関わり深い、出雲守神のような存在。

イザナギ(伊邪那岐)・イザナミ(伊邪那美):国産みの兄妹神。

・日本は湿潤な気候にあったため、大地から自然になにかが「なる」という発想が生まれた。→自然発生的に生まれる神の存在

・伊邪那美の死:死後の国「黄泉の国」があること、死ぬと腐って穢れたものになること、死ねば生者の世界に戻れないことの暗示。

・「天(高天の原)」と「地上(葦原の中つ国)」と「地下(黄泉の国)」

・火を得る=文明の力を得る(=カグヅチを産む)ことで大きな犠牲を払う(=伊邪那美の死)ことの暗示。


三貴子
天照大御神:高天の原の統治。
月読命:夜の国の統治。
須佐之男命:大海の統治。

ニライカナイ:死者の魂がいくところ、あらゆる生産や生命の根源の場所であり恐ろしいものが止まる世界。
根の堅洲国:生きている者が訪れることがある。ここにいくことで何かしらの力を授かって帰還することも多い。
ニライカナイ≒根の堅洲国?

出雲神話では母系/女系を重んじる→ウケヒの際に「女神を生んだわたしの勝ち」と言ったスサノオなど。

須佐之男命
・高天の原より来た尊い神の一柱
・出雲の地名「須佐」に由来する須佐之男命と言う名
・荒ぶに由来するスサノオの名
・稲作農耕をもたらした起源の神

 高天の原においては正統な支配者は天照大御神であり、秩序を象徴する。須佐之男命は異端な神であり、無秩序を象徴する。
 一方で葦原の中つ国ではスサノオは文化的な象徴として現れ、高貴な神、知恵を駆使する側面を見せる。この場合の異端は八岐大蛇となり、自然を象徴するものとして描かれる。

三種の神器
・草薙の剣、八咫の鏡、八尺瓊の勾玉の三つの宝物。皇位の象徴として扱われる。
私は月読命が好きなのですが、あんまり彼の神様のことを知らないなあと思いゆるっと勉強を始めました。
まあ……月読命って記述はほとんどないんですけど……祀っているお社も2社とかしかないそうですし……
それはそれとして、やはりファンタジーを書くからには神話はふんわりでも触っておきたいなあと思って色々手を出し始めました。ゆるいログになります。

参考: NHK出版『NHK「100分de名著」ブックス 古事記』三浦祐之 (2014/8/26)

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